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1998年源流遡行ハイライトをお届けします。














北海道日高山脈・春別川源流に自然繁殖した巨大なニジマス。その野性味溢れるファイトは感動もの。詳しくは「別冊フィッシング 高木国保の渓流紀行」に掲載されています(11年1月下旬)ですのでご覧いただければ幸いです。
ヒグマの恐怖に怯えながらも、尺物の入れ食いが続く「渓魚の楽園・春別川」。「ヒグマのテリトリーにはキャンプをしない」という北海道の渓流釣りの常識を覆さない限り垣間見ることのできない桃源郷、それが北海道・日高の源流釣りだ。事実、ヒグマとエゾシカの足跡しかなかった。


春別川の流れは、限りなく透明に近い。その流れの中心から餌に食らいついた尺岩魚が竿を絞る。流れが波立っている所が岩魚、竿が弓なりになっているのが見えますか。

2キロにも及ぶ大函を越えるとヒグマと渓魚の楽園だ。
沢伝いに巨大なヒグマの足跡。釣り人の足跡や焚き火の跡は皆無。「北海道では、ヒグマのテリトリーにキャンプしないのが鉄則」。ヒグマのオヤジも怖いが、ヒグマのテリトリーに入り込まない限り、日高の源流岩魚には出会えない。

平成10年9月下旬、最後の釣行は、白神山地・カネヤマ沢。そこは、「原始の森」「縄文の森」と呼ばれている「縄文岩魚の楽園」である。
これが「縄文の森」の主、魚止めで釣り上げた「縄文岩魚」だ。白神の縄文岩魚を守り育てるために、来春には、在来岩魚を源頭放流する計画である。

滝また滝が続くカネヤマ沢。こんな所に岩魚がいるのか、と思われるような厳しい谷に縄文岩魚は生息している。
河原で遊ぶサンショウウオ。岩魚は、こいつを7〜8匹も食らう。
山形県朝日・飯豊連峰、湯井俣川の大岩魚。
心も体も震える感動。
平成10年7月下旬、八幡平・大深沢中流部でも尺岩魚が釣れた。枝沢では、何とヤマトイワナが・・・。平成11年1月10日発売の「自然倶楽部」に掲載される予定です。
源流のクライマックス。岩魚と山菜、そして酒・・・
この世の最高の贅沢。山に感謝、岩魚に感謝!!
刺身をとった頭と骨は、焚き火でじっくり燻製に。
骨酒にすれば最高だ。これを捨てたら成仏しないぞ。

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